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デパートの今を考える 第1回  

第1回 百貨店はもはや斜陽産業である!

先日在阪某有名百貨店が売り場面積日本一の百貨店を建設すると発表した。

いくら巨大な”泥船”を作っても泥船は泥船、ノアの箱船にはならない!

かつて、デパートは店名自体がブランドであり、デパートの包装紙、買い物袋はステータスであった。

戦後の高度成長期において、”偽物”や”まがい物”や”コピー商品”が溢れ、安かろう悪かろうの商品がはんらんしていた時代、老舗百貨店は”安心・信頼”のよりどころであった。

メーカー、問屋にとっても一流の”老舗百貨店”に採用されるということは、一流品の証にもなった。

庶民は普段の買い物は、近くの町の”どこそこ銀座”で済ませても、ここ一番は大都会の一流百貨店で安心のできる品物を手に入れた。

時は流れ、ブランドはメーカーに移った、ヴィトンはヴィトン、SONYはどこで買ってもソニー、サントリーはどこで買ってもサントリーの時代が来た。

唯一恭しい包装紙が威力を発揮するのは、中元・歳暮の贈答品だけ?となった。

そして、モータリゼーションの到来と定着。

休日におめかしして、家族連れで電車に乗ってデパートに出かけるのが庶民のレジャーの中心の時代は終わった。

郊外に無料の広大な駐車場を完備したショッピングモールが次々に誕生した今、わざわざ電車にのってデパートに出かけることなどしない。
例え駐車場があったとしても、お買い物のためだけにわざわざ混んだ市街地を抜けてデパートに行く必要性も必然性も偶然性?すらもないわけである。

郊外型のモールに行けば、映画館はあるし、広大なフードコーナーやレストラン街もブティックもある、大型家電量販店や、トイザラス、おまけに庶民の味方スーパーもある、まさしくインタラクティブなのである。

百貨店の存在はヤオハンの倒産と共に終焉をむかえていたのである。

デパート商売の旨みは”所場料商売”。

店名のブランドと外商のかかえる優良顧客を盾に法外な?出店料を巻き上げる。
しかも買い取りではない委託商売だから、不良在庫に悩まされる必要もない。

顧客側からみたメリットば”安心感”の一言に尽きる。
デパートが太鼓判を押した優良商品?を安心して手にいれることができたからだ。

これは闇市上がりの個人店舗が多かったその昔には確かに意味があったように思う。
しかしアパレル、家電、家庭用品、酒類、に至るまで、しっかりした企業のブランドイメージが定着し、しかも量販店が小売り業の主流の今、はたして?

年寄りは変化を好まない、イヤ受け入れづらくなる。
子どもの頃や、青春の思い出に浸り過去の栄光をもう一度....と思い続ける。

しかし現実は冷酷無情である、もう二度とデパート黄金時代はよみがえらないであろう!

そこで旧態依然の経営陣にひと言。

企業として生き残りたいのなら、”時代に逆らわず、業態にこだわらず、都市型大規模ショッピングモールとして生き残りの道をはかれ!”

百貨店はブランド貸し商売から、完全にスペース貸しに、ビジネスモデルを転換する時期にきていると思うのだが。
そごう、タカシマヤ、大丸、近鉄と売り場面積競争で新規出店や増改築に浮かれていた頃、阪急は百貨店商売に見切りをつけ?ナビオ、3番街、19番街...とフロアー貸し商売に転身していった。

その結果小売り戦争の渦中に身をさらすこともなくグループ全体で堅実に利益を上げてきた。

対して佐伯御大がなくなって以来バブリーな経営で近鉄は自ら首を絞めてきたように見える。

遠大な理想も結構だが同じ金を投資するなら、阿倍野本店を建て直すなどばかげたこと言わずに、阿倍野はそのままにしておいて上六本店を大幅縮小し、ターミナルビルとデパ地下の機能だけ残し、あとは都市型高層マンションに立て替えてしまっては如何。

今の上六など所詮ターミナルでも何でもない、近鉄デパート以外に集客要素がないところである。
むしろ人が集まらないのを逆手にとって、町中とは思えない静かな環境を武器に六本木ヒルズのような都市型高級マンションでも建設した方がぴったりの立地だと思う。

その上で阿倍野ターミナル改造計画に準備した資金でユニバーサルスタジオ前に巨大ショッピングモールを建設してみては!

目玉は、プレミアムアウトレット、日本最大のプレミアムアウトレットを中心に、ワーナーマイカル?、娯楽の殿堂ヨシモトグランドシアター?、西日本最大規模のスパ、これまた西日本最大のホームセンター、家電量販店の”ビックカメラ”そしてフィッシャーマンズワーフ、そして関西の老舗料亭を集めた、サテライト料亭街、食い倒れ大阪を代表する”道頓堀街”等々、U.S.J.を中心に一大ショッピング・娯楽ゾーンを建設する。

”東の舞浜”に対抗するにはこの位やらないとダメではないか。

相乗効果でU.S.J.も延命?できるだろうし、近鉄の観光リソースを最大限に発揮できる関西観光の拠点として機能できるだろうし、全国、海外からの集客も期待できる。

阪神電鉄と難波で相互乗り入れを果たし、西は姫路城、北は、京都、南は鳥羽・賢島、東は名古屋城と関西の観光スポットを網羅できる一大ネットワークが完成しようとしている今、関空、神戸空港、からのアクセスもよいU.S.J.周辺こそ、”銭”をつぎ込む場所ではないか?


出店流通業者にとっても、納品・搬入、が厄介な都市型デパートは徐々に敬遠されてきている。

例えばIONグループのように、食料品に至るまで、郊外の巨大な流通拠点でほぼ24時間大型車による搬入OKな所が流通コストが下がって業者から歓迎されている。

百貨店のように都心部の各店に各納入業者が、個別に納品・配達する時代でも環境でもなくなってきている。

そこでこれからのデパートの生き残り策をかんがえてみた。

デパートの安心感を生かすには?

まずは、定番の食料品、不二屋の事件で明らかになったように、食品関係は有名ブランドでも、結構 脆弱な企業体質のメーカーが多い。

だからデパ地下の安心感は格別なのだ。

そして高級宝飾品、これまた仲間内で現物は融通しても現金は絶対貸さない様な業界。
相当の目利きでない限り本当の価値はわかりにくい、つまり紛い物を掴まされる危険性がたかい。

そこでデパートの出番となる!

同じく美術工芸品、これまた相場があってないようなものばかり。
高級オーダーメード紳士服これは町中からテーラーが消えて行き一般人が入手できるチャンスが減っている。

そして高級輸入品、並行輸入やWEB通販で一般人でも比較的簡単に手に入れやすくなった高級輸入品だが、できれば高級輸入文具、輸入家具、家電品、...これらは確かな”お店’で買いたい、だからデパートの登場となる。

逆に、出所のはっきりしない紛い物の”宝庫?”中国から、デパートの”品質保証室”が”厳選”し太鼓判を押した商品を輸入販売するなどいかが。

”安くてもデパートで買えば安心”の、あのデパート神話の回復に努める。

いずれにしろこれからのデパートは、従来のショーケース・スペース貸しの売り場は大幅に縮小し、一部を高級ブティック等誘致などテナント化するなどしてプレミアムアウトレット化を計ると同時に、残りの部分も部屋貸しのショッピングモール化をはかり、トイザザラスや大型家電量販店等へのテナント誘致も進め、残りはスパ、エステティックサロン、スポーツジム、カイロプラクティク、映画館、等などへの部屋貸しやテナント化で複合化を測るべきである。

これからのデパートは一般需要家に朝から晩まで一日中楽しめるインタラクティブスペースを提供するビジネスモデルに転換し生き残りをはかるべきだと思うのだが。

<この稿続く>
[2007/08/19 17:18] 甘辛時事放談 | TB(0) | CM(0)

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