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規制緩和の波でボーダレスの嵐にさらされる通信・放送業界の未来像 

ほんの数年前まで、通信(電話)はNTT、ケーブルテレビはケーブルテレビ局、電力は電力会社、有線放送は有線放送、と各々の分野で棲み分け(許認可)されていた。つまり、大阪なら宅引き電話・インターネットはNTT、ケーブルテレビはJCOM、電気は関電、といった具合であった。


ところが、イノベーター(ダースべーダーの間違い?)koizumiがそれぞれの垣根を払ってしまった。


一番最初に異業種に参入したのが、ケーブルテレビ会社、インターネット事業に参入”1メガ”のブロードバンド接続で、NTTの64K-ISDNダイアルアップ接続に対抗、ブロードバンドを利して、IPフォンにも参入。都市部では固定電話回線にもじわじわとシェアを伸ばしていった。

これにはNTTもたまらず、当初否定的であった、ADSL業者の電話回線使用にも渋々同意、ヤフーの猛攻もあり、ブロードバンド通信時代に入ってもNTTの電話回線は重要である事をアピール。そして、ADSL解禁で時間稼ぎしている間に、NTTがブロードバンド時代の本命だとする光回線化を推し進め、ADSLと合わせブロードバンド通信時代が到来、ダイアルアップ接続は消滅?インターネットは”ブロードバンド常時接続”が当たり前の時を迎えた。


そしてついに、眠れる巨人電力会社の登場となった。


元より、CATV各局は規制緩和のおかげで電力会社とNTTが苦労して建てた電柱に”寄生”する”おじゃま虫”。

電力会社はCATV局の横暴ぶりを苦々しく横目でにらんでいた。しかし、ここにきてkoizumi改革が進み、異業種参入が容易になり、電力会社が一般向け通信事業に参入、膨大な資金力を背景に光ケーブルを”自前の電柱”にバリバリ架設、1ギガの高速通信を売りに一般住宅・宅引き事業に本格参入。

さらに”番号ポータビリティー解禁”の恩恵を受け一般加入電話事業にも参入、一気に事業展開を図り、ついに地上波TV放送のディジタル化の本格化に時を合わせるように、地デジのケーブル配信も手がけるようになり、旧来から、この分野で頑張ってきた、CATV各社と真っ向から競合することとなった。おまけに思い切った低価格路線を打ち出してきた。

これまでインターネット・地デジ対応で双方向通信・ブロードバンド化を進めてきた、ケーブルTV陣営ではあるが元もと”垂れ流し”の発想のメタル配信で生まれた事業であり、やっと主要都市をサービスエリアとしてカバーできたと思ったら、”双方向化”、”ブロードバンド化”がトレンドとなり、此なくして事業が成り立たなくなり、設備の耐用年数を待たず、更新を余技なくされ、設備投資は膨大となりそろそろ息切れ状態の状況での”新参”の猛追である。

実は、CATVが火をつけた、通信ボーダーレス戦争?ではったが。ここにきて、兵站(資金)が滞りがちで地方CATV局の中には早晩、廃業、売却を真剣に考えているところもあるとか?
というのも、CATVはフランチャイズ方式なので、親に当たるJ-COM等の本部はそこそこの大会社ではあるが、各地元CATV局は零細な会社が多く、膨らむ、設備費、維持管理費やハイビジョン・地デジの攻勢で伸び悩む加入者数等々、台所は火の車状態の所が殆ど。

そして、先ほど述べた、電力会社の猛追である、元もと自前で光通信回線を持っていた電力会社が一般向けの通信サービスも始めたわけで、その”潤沢”イヤ”膨大”な資金力にものを言わせ、半ば強引に事業展開を推し進めているわけで、特に都市部のCATV局の経営者の”爺様”方は戦々恐々としているわけである。


とは言ってもユーザーにとっては誠にありがたいストーリーであり、何申す我が狸穴工房もこの恩恵にあずかっているしだいである、もちろん”電力会社光ファイバー”の。


さて気になるのが、もう一方の眠れる巨人”NTT”の動きではる。分割解体民営化されたとは言え、資金力は十二分にある。黙って指をくわえて見ているとも思えず。電力会社が”仁義なき戦い”を挑んできた以上、本家の意地を見せてくれる事を期待するわけである。


が...そうもいかないようである。NTTも維持管理が大変な、一般加入電話事業からは手を引きたいのが本音のようである。この機をもっけの幸いと、大口需要家の企業向け回線に専念するつもりなのかもしれない?個人通話が”携帯’に移ってしまった現状、同じく厄介な”公衆電話事業”を大幅に縮小し、町中から公衆電話BOXが消え去り、お年寄りや超低所得者、不法滞留外国人?達をあたふたさせている昨今だが、さらに面倒な個人宅・宅引き回線からも撤退する気なのか?利潤追求が企業の命題である限り、通信事業者の信条、良識であったはずの”公共性”は置き去られてしまうのかもしれない?


話はそれるが、小生は郵政民営化を推し進めたのは、koizumiではないと思っている。

実は”ブロードバンド通信”そのものであると小生は確信している。郵政民営化の反対に回っていた、政界の爺様方も、”通信ハイウエー”の推進には挙って賛成していた。自分たちが郵便事業解体のかたぼうをかついでいるとも知らず。

一方ここにいたって、電力会社が通信事業を展開しだしたのは、”公共性の呪縛”から逃れられないで人里離れた、”僻地”にまで配電を余儀なくされる、電力会社にとって、個人通信ラインの敷設は”毒をくらはば....” それより異業種参入で売上増を測った方が株主にも受けがいいし...。そんな程度の軽い?考えなのかもしれない。

同じ様に甘い話に誘われて、慣れない事業に手を出したCATV事業者の爺様方にとってはいい迷惑?なはなしではある。


さて、CATVと肩を並べるもう一方の斜陽産業?”通信衛星TV”。

今や、”メガ通販チャネル’と化し、通販番組のオンパレードとなっているが、”地デジ”が高画質、マルチコンテンツで認知されだした今、あの劣悪な画質?、マンネリ化したコンテンツではわざわざ”料金”を払ってまで視聴する気にはなれないのはデジタヌだけではないはず。CSディジタルの一部で”ハイビジョン”放映している番組もあるが、地デジ、衛星ディジタルTV、のハイビジョン放送を経験してしまうと、アホらしくてわざわざ金を払う気にはなれない。


そこで通信衛星TV事業者に生き残り策を伝授しよう、

元もと衛星放送は難視聴地域解消の切り札として登場したはず、雪害対策さえちゃんとしておけば、山に囲まれたような僻地?さらに市街地でも、高層ビルの谷間にある難視聴地区でも、ゴーストレスのきれいな映像がたのしめる。さっらにさらに、膨大なチャネルでマルチコンテンツ配信ができる等すぐれた特徴をもっていたはず。でも現状は先ほど述べたような状況で、チャネルを利用し倦ねているようにもみうけられる。
そこで、アイデアとは、全国のローカル局の番組をコマーシャル込みでリアルタイム放映するのである。つまり東京にいながらTV秋田が視聴できるという寸法。

故郷を離れて首都圏で暮らす人は数百万人いるはず。首都圏に限らず、広島に単身赴任したトラキチが広島で毎晩サンテレビのタイガース戦を見れるとしたら、ふんぱつして、スカパーに加入するはず。頭の硬直した爺さん経営幹部の皆さま、是非御一考を。ただし此を実現するには、全国から地上基地局へのコンテンツ転送インフラが必要。そこで、あの”ソフトバンク”あたりが、放送事業参入への次なる手としてスカパー!買収を検討しているかも。?

スカパー!にコンテンツを頼っているCATV事業者の皆さまも事情は同じですよ!このままでは、資金力に勝る電力各社に本丸を明け渡す事になるのは時間の問題!

そこで、CATV各局のお爺さま方にもアイデア提供、
”窮地に立たされたら基本に戻れ”


超ローカルエリアをサービスエリアとするCATVの特徴を生かし、地域密着型の情報発信基地を目指せ!


具体的には、例えば八尾CATVは巨大ショッピングモール”アリオ”と提携、サテライトスタジオを設置、常時”アリオチャネル”を開設、アリオのイベント情報、ショップ紹介、イトーヨーカ堂のタイムサービス情報、マイカルの上映コンテンツの予告編、駐車場の利用状況、周辺の混雑情報等々......常時24時間放映し続ける。

また、八尾市と提携、市役所内にもサテライトスタジオを設置、市議会生中継、イベント情報、福祉情報、市内の学校紹介、公共施設紹介、選挙公報、交通安全キャンペーン、俳諧老人情報?、、、等市役所広報課のスタッフによる手作り番組を市役所の営業時間中?放送する。

つまりデジタヌの描く通信・放送の未来像は、個人宅向け”宅引き通信事業”は”電力会社”が独占。地方都市など一部地域で、旧来のCATVがいきのこる。全国どこにいても、通信衛星TVでご当地番組がみれる……とまあこんな所ではないかと思っている。





[2007/08/19 14:20] 社会問題 | TB(0) | CM(0)

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