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超人マルサリスはここが凄い! 

フンメルTP協奏曲聞き比べて。

我家にはCDだけでもマルサリスが2種、それにモーリス・アンドレ、アリソン・バルサムそれぞれ1枚、今は懐かしいカセットテープによるエアーチェックまで含めると、かなりのフンメルTP協奏曲・コレクションがある。
デジタヌが最も気に入っているのは1982年12月 彼が21 歳に成ったばかりの時に録音したバージョン(SK92619)

超人的なテクニックで、一つ一つの音が譜面に忠実・正確であるのは言うに及ばずに、フレージングの巧さは絶妙で 譜面には書ききれない 何ともいえない微妙な表情付けが感ぜられ 、”単に巧い”だけではない”そこはかとない色気”が感ぜらる魅惑的な演奏で何度聞いても飽きがこない!

マルサリスの演奏全般的にいえることだが、彼の演奏は確かな技術に裏打ちされた、妥協の無い音作りに徹した完璧な演奏ばかりである。

それはまさしく超人的であり、悪魔的とでも表したくなるような完璧で華麗な演奏で、我々オーディエンスを完全に虜にしてしまう魅力をたたえている!

狸穴猫が彼の演奏を聴いて、

「これってほんとにトランペットの音なの?まるでバイオリンみたい!」

と言ったが。

そう、バイオリンで言えばパガニーニ、ピアノならリストのように、まるで悪魔と取引をしてその音色を得たかのような印象さえあたえる。

例えば、小生が腰を抜かしたのは、第3楽章の194小節目からの9小節。

まるで2本のトランペットで演奏しているようにさえ聞こえる。

ポイントはあたまの強拍の16分音符で奏されるメロディーと それに続いてメロディーを支える実音Bのトリルの連音。

特にトリル連音が安定していて、コロコロといった感じでメロディとの対比がすばらしい。

これを聞いて、「ああ、ココはこういう風に聞こえ無いといけないんだ!」
とはじめて気がついた。

それと例えば243小節目にある実音Bの2分音符とそれに続く244小節目の8分音符が実に丁寧に演奏されている。

まさに”フンメルTP協奏曲はこう吹くべし”といったお手本的な演奏である。

現在修行中のTP奏者の卵であ音大生
の諸君はマルサリスの演奏を聴くべし!

ついでに現代トランペットの神様?とたたえられるモーリス・アンドレが帝王カラヤン/B.P.O.と共演した演奏では。各音の長さがいい加減でそのソノリティーも雑でいい加減である。

日本では、音楽専門家・評論家のお偉い先生方が、ジャズとクラシックに垣根を作ってしまっており、お互いに

「クラシックなんか…、ジャズなんか…」

と牽制しあいどっちの評論家にも受けが悪いW・マルサリスであるが…。

音楽にジャンルは無い、モーツァルトの歌劇だって当時は今のミュージカルと同じ”はやり歌”であった。

賢明な読者諸氏は、どうぞ既成概念を捨ててクロスオーバーなスーパースター”W・マルサリス”の作品の愛聴者になっていただきたい。

ちなみに小生宅では、W・マルサリスのCDはクラシック音楽ばかりであるが?
[2010/02/04 19:14] 音楽談義 | TB(0) | CM(1)

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[2012/04/25 02:58] [ 編集 ]

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