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アスペルガーの母子に捧げる社会順応講座 第17回 

決め台詞(キメゼリフ)の通じないアスペルガー星人

過日NHKラジヲを聞いていたら、プロポーズの言葉の特集をやっていた。

面白い決め台詞がイッパイあった。

中でも最高の一品は、

「僕の、パンツを洗ってくれますか?」

とか何とかであったような気がする。


又別の番組で、越路吹雪さんの逸話があって、彼女がヨーロッパ公演に行ったとき、とあるホテルのレストランで偶々居合わせた、青年に声を掛けられ。

「僕と一緒に、夜明けのコーヒーを飲みませんか?」と誘われ、

「ハイ、私で良ければ喜んで。」

と答えたので、青年は自室の部屋番号を彼女に伝えて別れたそうである。

その夜、彼女は膨大な量の衣装のパッキングに追われ、終わった頃には夜は白々と明け、ホテルの窓に日が差してきたそうである。

「あらいけない、そうだあの青年と”夜明けのコーヒー”を飲む約束をしていたのを忘れていたは」

と青年との約束を実行するために、青年の部屋を訪れたそうである。

コン・コン・コン・コンとノックすると、中から”真っ赤な目をした異人さん?”が現れ、

「僕は君の来るのを何時か何時かと一晩中待ち続け、悶々と眠れない夜を過ごした」

と打ち明けられたソウである。

彼女は、”夜明けのコーヒーを2人で”の意味が判らず、

「そう言う事だとは思わなかったので、軽く返事をしてご免なさい」

と謝り、約束通りルームサービスのコーヒーを2人で飲んで、別れたそうである。

この話を、ヨーロッパ公演から帰った彼女がプロデューサーに話し、あの名曲”夜明けのコーヒー”が生まれたそうである。

この逸話に限らず”折角智恵を振り絞って考えたプロポーズの決め台詞も相手がアスペ嬢の場合全く通じないことがままある。

全く逆に、良くある笑い話は”決め台詞に気の聞いた言葉を”と考えすぎ、

「僕と一緒に一つお墓に入りませんか?」

と言って、

「何考えてるの!」
と言って殴られたとか…。

これに類するバカ話も幾つもあるが。

相手がアスペルガー星人の場合は、ストレートに真剣に言っても通じない場合もある。

「僕と結婚してくれる!」
と素直にくどいても、
「マ~タ・マ~タ、悪いジョーダン言ってー!」
「ジョーダンなんかじゃない、僕は真剣に君のことを思ってるんだ!」
アスペ嬢は気がある癖に、相手を素直に受け入れられず、
「ソヤネー、気が向いたらね…、」
みたいな返事をする。

もしも貴方の娘がアスペルガーだと判っていたら、彼女には、その場の環境や状況、俗に言う”シチュエーション”を考え、これは”プロポーズ”なんだと”気づく”様に男心を教えておくべきである。

因みに冒頭の”パンツ洗ってください…”のラブレターの返事は、

「ハイ喜んで、洗うだけじゃなく、アイロンも当ててあげますわ!」

だったそうである。

番組では、”それからウン十年、最近ではアイロンこそ当てなくなったモノの、今でも仲良く2人で暮らしております。”

で締めくくられていた。

「僕とこれからの人生を一緒に歩んでくれないか?」のように

「僕と…を、一緒にしてくれないか…?」
などとは、アスペルガーの男性でもそう簡単には口にはしない。

ましてや、
「ウチのことドウ思テンノ?」
と自分から切り出しておいて、

彼が口ごもりながら、恥ずかしそうに言った言葉なら、さっきの台詞はプローポーズの”決め台詞”に決まっている!

それでもまだ、
「この人、ウチのことホントに好きなんやろか?」
等と疑るのは、心底バカだと自覚すべきである!

我が娘がコンナバカ娘に成らない様に、子供の頃から、我が子には、

「思いつきで自分の言いたいことばかり機関銃のように話しまくってたらアカン!人と話をするときには、相手の言うことをヨオ聞き、相手が何を言おうとしているのか考えやなアカン!」
と叱咤すべきである。

「”マア”エエワ聞いてなかったことにシトコ。」

では人生の”トモ”には成れない!

<まだまだつづくよ>

[2008/12/01 20:59] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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